loader image
健康と食品の解説オメガ3脂肪酸のニュースと解説

花粉症の根源はサラダオイルのアラキドン酸: 悪玉アラキドン酸から作られる生理活性物質

アレルギーの原因となる様々な抗体は細胞膜に存在する不飽和脂肪酸(リノール酸)の
助けが無ければ生成出来ません。
リノール酸を減らし、魚油などのオメガ3脂肪酸を増やすのが花粉症退治のキーとなります。

二大食用淡水魚の魚油に悪玉アラキドン酸:
ナマズ(バサ、チャー)、ナイルティラピア(プラーニン)の脂肪酸バランス欧米では普通に食されているティラピア(上の写真:タイではプラー・ニンと呼ばれる)やナマズ(バサ、チャー)が日本の魚屋で売られることは稀ですが、多くの人は知らずに食しています。ファーストフードのフィッシュバーガー、フィッシュチップ、居酒屋のフィッシュフライ、お弁当などの焼き白身魚、白身魚のフライ、スーパーの冷凍白身魚などで、輸入されたティラピアやナマズが売られているからです。2016年11月25日の日経新聞によればマルハニチロ㈱がベトナム産バサの輸入を昨年度比2.5倍1,000トンに増やしイオンなど量販スーパーで販売するとのこと。イオンでは学名由来の「パンガシウス」の名前で販売しており*2016年の販売量は4,200トンと半年で5割増し。マルハニチロが現地で甘味料の下味を加えるそうですが、安全性がどのように確保されているのか、公開されていません。*2018年は7,200トン、2019年が推定6,200トン。1.ウェイク・フォレスト(Wake Forest) 大学のケリー・ウェーバー博士アメリカ栄養士協会の月報(the ...

 

1.アラキドン酸(arachidonic acid:AA)とは

アラキドン酸(C20H32O2分子量304.47)はリノール油から作られる
リノール酸(C18H32O2分子量280.45)が変換したもの。
炭素が鎖状につながる分子構造(炭素鎖構造)からはオメガ6とよばれています。
アラキドン酸の代謝物は100近くあり、構造が少しずつ変化して
善玉、悪玉のどちらにもなる強力な作用物質。
細胞の細胞膜リン脂質からアラキドン酸が遊離されると、細胞の種類ごとに
特定の酵素が働いて、種類の異なるアラキドン酸代謝物へ変換されます。
*脂肪酸代謝物の詳細は下記を参照

天然魚油のDHA/EPA(オメガ3)とは: 脂肪酸代謝物エイコサノイドとプロスタノイド
1.脂肪と脂質をもっと詳しく知ろう脂肪といえば、悪いイメージをお持ちかもしれませんが、脂肪はエネルギー源となるばかりでなく、性ホルモンや細胞膜の大部分を形成する原料として生体に必須な重要栄養素です。人間の脳の60%をも脂質が占めることから、1996年頃より、脳神経、視神経や脳の発達と脂肪酸の関連研究発表が相次ぎ、特に脂肪酸の中でも視力、記憶力など脳視神経に重要な働きを持つ魚油のオメガ3が話題になってきました。近年の遺伝子学、分子細胞学では、たんぱく質研究の急進展とともに、炎 症、アレルギーとオメガ3の重要な関連も、より詳細に報告されるようになりました。 2. オメガ3(EPA/DHA)は血管の内外で機能します天然魚油から得られるオメガ3(EPA/DHA)は血液をサラサラにするという表現があります。これは血中で脂質を運ぶリポたんぱく質や血管内皮細胞膜の脂肪酸バランスをオメガ3が整え、内皮細胞膜機能が正常に働くようにするからです。細胞膜は脂質が 多いために脂肪酸バランスが悪いと栄養素などが出入りが困難。内皮細胞の機能低下、脂肪はアテロームや動脈硬化の原因となります。天然のオメガ3には 血管...

 

 

2.アラキドン酸から作られる生理活性物質

花粉症最大の原因が食によるオメガ6(リノール酸)とオメガ3(EPA/DHA)との
脂肪酸バランスであることは理解がすすんできました。
ところが、ヨーロッパからの最新研究報告によれば、オメガ6はバランス良く摂るというより、
摂食を止めねばならないだろうと極言しています。
植物性油と油脂は全加工食品の40%以上に使用されるといわれていますが、
その大部分はオメガ6。
それゆえ、いくら揚げ物などの植物性食用油に気をつけていても、
花粉症や心臓血管病を防げないという方が少なくないはずです。
知らず知らずにトランス脂肪酸に変換されたオメガ6を大量に摂食しているからです。
食品に添付された食品表示を注意深く読んでください。
植物性油脂、植物性食用油、ショートニングという言葉を正しく理解しておられるでしょうか。
あいまいなのがこの表現の特徴です
花粉症予防は元凶を断つのが最良の解決。
花粉症は様々な原因(抗原)があり、症状も様々ですが、発症のメカニズムはほとんど同じ。
メカニズムを理解して元を断つのが最も有効な解決法です。
花粉症は呼吸器官のアレルギーです。
発症にはオメガ6のリノール脂肪酸生成物質が深く関わります
アレルギーの原因となる様々な抗体は細胞膜に存在する不飽和脂肪酸(リノール酸)の
助けが無ければ生成出来ません。
リノール酸を減らし、魚油などのオメガ3脂肪酸を増やすのが花粉症退治のキーとなります。
スギ花粉などの抗原に対し免疫反応(抗体)を作るのはたんぱく質(免疫グロブリン:Ig)。
この特殊なたんぱく質が生理活性物質(ケミカル・メディエーター)を細胞膜より遊離させます。
生理活性物質の原資は細胞膜のリノール酸から遊離されるアラキドン酸。
オメガ6と呼ばれるリノール酸から作られる最初の生理活性物質がアラキドン酸ですが
アラキドン酸そのものがアレルギーの原因となるわけではありません。
アラキドン酸はいろいろな酵素により、プロスタグランディン、ロイコトリエン、ヒスタミンなど
様々な二次、三次の生理活性物質を100種類以上合成します。
プロスタグランディン、ロイコトリエン、ヒスタミンは痛みや炎症の原因物質ですが、
アレルギーの原因ともなり、鎮痛剤、抗炎症剤などの治療薬が標的にする物質です。

抗体のメカニズム:脂肪酸が関わるアレルギーと喘息
アレルギーは4人に一人が持つといわれる免疫過剰疾患。花粉症が最も身近ですが、最近は小麦、蕎麦など数多くの食品アレルギーが目立って多くなったようです。アレルギーにはアナフィラキシーと呼ばれる危険なショック反応がありますから誰もが基本的な知識を持つべきでしょう。マスコミの報道は一般人には難解ですが、医学界の業界用語そのままが溢れているからです。T細胞は胸腺細胞、B細胞は骨髄細胞と呼べば身近。T、Bは業界用語ですが英語の頭文字を使用しているだけ。省略しない原語か、日本語で表現すれば格段に理解しやすくなります。1.骨髄細胞(B細胞)と胸腺細胞(T細胞)抗体を造る細胞(cell)は骨髄由来の骨髄細胞。骨髄(bone marrow)の英語頭文字でB細胞と呼ばれます。この細胞に伝達物質(サイトカイン:cytokine)で指令を与えるのが多田富雄博士の発見で著名なヘルパーT細胞(Th2細胞)。ヘルパーT細胞は胸腺(Thymus)で造られる胸腺細胞(Thymusの英語頭文字でT細胞)の1種です。骨髄細胞の働きを助けることから名付けられました。Thのhも英語。助けるものhelperの頭文字。サイトカインは...

 

3.なぜ細胞膜にリノール酸(オメガ6)が多いのか?

リノール酸が多い植物性食用油は大豆油、コーン油、紅花油。
これらは他の不飽和脂肪酸の植物性食用油に較べて価格が安く、植物性食用油では
最もシェアの高い食用油です。
食品表示に「植物性食用油」、「植物性油脂」と記載されているのは、ほとんどが
リノール酸主体の混合油です。
大部分の加工食品は安価なリノール酸食用油、油脂を使用しますから、
無意識に多量を摂食することになります。
(一部の食用油脂ですが、最近はトランス脂肪酸の軽減のために飽和脂肪酸の
パーム油が混入されるようになりました。
この面ではアレルギー発生はやや改善されていますが、パーム・オイルによる健康被害が
懸念されています)
「リノール酸を過剰摂取する米国民:
米国厚生省ラムスデン博士が細胞炎症の危険性を警告」

米国厚生省ラムスデン博士 リノール酸過剰摂取に警告
リノール酸を過剰摂取する米国民:米国厚生省ラムスデン博士が細胞炎症の危険性を警告貧しい国、地域ほど低品質食用油の使用量が多いといわれ、糖尿病、肥満の急増が社会問題化.販売されている食用油の種類と量の多さは日本をはるかに上回ります.(スーパーマーケットの食用油:タイランドの地方都市)1.マンモス化した加工食品製造業が健康被害を拡大する昨年来、リノール酸過剰摂食の危険性を説き話題となった二人の博士は米国厚生省のクリストファー・ラムスデン博士(Christopher Ramsden, MD)と旧石器時代ダイエットとも呼ばれるパレオ・ダイエットを推進するローレン・ゴーダイン博士(Dr. Loren Cordain)。その接点は飽和脂肪酸の良さを見出し、不飽和脂肪酸過剰には害あることの共通認識です。肥満、認知症、糖尿病が急増する現代に最も必要といえる認識でしょう。大量生産、コストダウンのために化学合成によって作られた食材、調味料、添加物があふれている食品加工産業。現代の工業化食品に頼る食生活から、つぎつぎに明らかにされていく健康被害。サプリメントでさえ大量生産品の大部分が化学合成物質となってしま...

 

4.細胞膜においてリノール酸はオメガ3(DHA/EPA)と拮抗

花粉症退治のキーはリノール酸を減らしDHA/EPAを増やすこと。
脂肪酸バランスと呼ばれています。
花粉症の元を断つにはこの脂肪酸バランスを改善することが最適。
オメガ3が多ければリノール酸の働きが弱まるという関係です。
魚油の不飽和脂肪酸(オメガ3)は酸化していないこと。
高温抽出によるトランス型オメガ3ではなく、
新鮮なシス型オメガ3を摂食することが重要です。
過酸化脂質(加工食品の魚、鮮度の落ちた魚など)、
トランス脂肪酸を摂食しては逆効果です。

 

 

5.減感療法には抗原が数多いバレンシア・ポーレンが最適

医療で使用される減感療法は対象の抗原が判明しなければ効果がありません。
抗原検査や抗原の注入に度々の通院が必要なために、あまり現実的ではありませんが
有効な手段。
時間のある方にはお奨めできる治療法です。
ただしアレルギー症状は個人差が大きく、未知の抗原使用は医師の指導がなければ危険。
スギ花粉飴というものがありましたが事故が多発した先例があります。
減感療法は抗原の用量が非常に難しく、歴史が浅いために長期間の安全量は
専門医といえども未明。
特に食材として歴史のない素材の使用には十分な注意が必要でしょう。

減感効果を期待して、欧米では個人にミツバチが集めた花粉(ビーポーレン)が
伝統的に利用されています。
数千年を超える年月に実績があるといわれ、全世界で数多くの方が利用されているために
疫学的な減感療法では最古の素材です。
色々な花粉(抗原)が含まれていますので体が徐々に抗原にならされます。
欧米では花粉ばかりでなくハウスダスト、枯草(牧草など)、食品のアレルギー対策にも
使用されています。
日本ではスギ花粉を含有したサプリメントや飴が発売されたことがありましたが、
伝統が無く、摂食量などの学問が未熟であったために、症状が悪化するケースが
続出してからは販売が中止されています。
初版:2013年3月15日
復刻:2015年3月06日

歴史が浅いバイアグラは化学合成物質ですから長期間服用の安全性は不明ですが、その機能は窒素合成阻害酵素の阻害機能。 シトルリンが窒素合成の素材として機能し、レスべが窒素合成酵素を作り出す機能と切り口は異なりますが、中枢神経を興奮させる媚薬、催淫剤と一線を引く点では同じです。

 

シトルリンZ-100%純国産L-シトルリンと亜鉛酵母

「ブドウ・レスベラトロールとL-シトルリンのコラボレーション」

「ナイトロパワーDSP」はこちら。

レスべはブドウ・レスベラトロールですがイタドリ由来のものや、医薬品目的に化学合成された合成レスベラトロールとは全く異なる物質。過剰摂取が不要ですから安全性や効能はブドウを食するのと同じです.
天然のブドウが持つブドウポリフェノール・レスベ:タマネギのケルセチン、CoQ10を配合し、天然ブドウ同様の日常的分量で大きな効果が期待でき、長期使用の安全性が確保されています.強い抗酸化作用は白い美肌作りにも最適.乳がん発現を阻害するブドウ・レスベラトロール

 

朝のすこやかな目覚めは病気知らずの健康のもと。「目覚めすっきりアサイーナ」
発売15周年記念のレスベが値下げ.親戚といえるアサイーもリニューアルし実質的な大幅値下げ.
2ヶ月分が会員価格で1899円(税込).
大型のカプセルを使用し1カプセルで500㎎のアサイーとなりました.

 

「エパフレッシュ-BS」トランス脂肪酸フリーのDHA+EPA