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ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

第百三十七話:「目黒の秋刀魚・味覚の秋」

名作落語に、殿様が目黒での鷹狩の帰途、空腹を感じ近くの茶屋に立ち寄り、焼きたての秋刀魚を食べ、その美味が忘れられず、後日家臣に所望したところ、房州から生きのいい秋刀魚を取り寄せ、頭を切り落とし蒸して小[続きを読む]
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第百三十五話:「夏野菜・胡瓜よもやま話」

夏野菜の定番「キュウリ」は、インドのヒマラヤ山麓の原産でシルクロードを渡って来たことから、*「胡瓜」と表記しますが、黄色の花を咲かせ、実が熟すと黄色くなるので「黄瓜」とも表記されます。花言葉の「洒落」[続きを読む]
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第百三十三話「六月の花嫁はさくらんぼの季節」

薄暑のみぎり、言い古された語句「衣替えの候」となりました。まもなく、鬱陶しい梅雨入りかと思うと、気も重くなりがちですが、コロナ感染がやっと下火になり、人出が増えてきたことで、何となく心ウキウキの感も綯[続きを読む]
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第百三十二話「若葉・青葉・新緑・新樹」

日本千思万考  「若葉・青葉・新緑・新樹」     初夏の季節感を色で表現するとしたら、「緑」それも、「若緑・浅緑・薄緑」の類であって、盛夏のイメージに重なる「深緑・万緑」とは違って、”美しき五月”に[続きを読む]
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第百二十七話:「冬の味覚の王者・寒鰤」

師走のご挨拶 中国武漢発から2年に亘り世界を翻弄して来た新型コロナウイルス感染症が、我が日本では、やっと落ち着きを見せて来たところです。そこに、またオミクロン株という新たな変異株問題が海外から報じられ[続きを読む]
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第百二十五話:「野分・台風・ハリケーン・サイクロン」

昭和人間の筆者には「のわき(のわけ)」という古風で気取った言葉は使えませんが、かといって、言いなれた台風には、タイフーンという英訳があるので、これをアメリカで会話にしゃべっても通用しませんでした。さら[続きを読む]
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第百二十四話:「夏の大通りは歩行者天国」

「盛夏路上の図」という江戸時代の絵を見ました。そこに描かれているのは、日本橋あたりの大通りの歩行者天国のノリで、何やら商売をしている者と、楽し気な庶民の姿に興味を惹かれます。この道は活気にあふれ、皆の[続きを読む]
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「マスコミの誤情報・偽情報や偏見論を見極める」ケン幸田

アメリカの主要メデイアによる反トランプ報道とそれに対抗するトランプ陣の報道合戦は、ポスト・トゥルース(脱真実)という新語の横行する不可思議な世相を生み出しております。我が国においても、朝日新聞が吉田清[続きを読む]
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沖止め船の検疫は古来、ペスト、コレラなどの水際防疫策

沖止め船の検疫(雑学その1) 昭和初めに季語のない新興俳句を主導した俳人、日野草城(ひの・そうじょう)に 「月明や沖にかゝれるコレラ船(せん)」がある。  これも無季かと思えばさにあらず、船内で感染者[続きを読む]
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第壱百七話:「内外情報の断片に未来を覗く:香港騒乱」

(最近寄稿された長文の社会オピニオンをロハスケ編集部が抜粋編集しました)香港争乱は、香港市民の思いとは無関係に、エスカレートする米中対立の戦線の一つと化す一方で、立ちあがった香港市民の心情には、民主化[続きを読む]
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第壱百六話:「メディアの不信:報道の突っ込み不足」(その1)

トランプ大統領が、北米の主要メディアの偏向的な報道に対して「フェイク・ニュース」という強烈な一撃を加えて以来、そして活字や電波媒体を凌ぐ勢いのインターネット情報網の世界的普及から、我が国においても、マ[続きを読む]
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第壱百五話: 「両国の大花火」 付「ケン幸田のショート・オピニオン」

毎年7月下旬から8月にかけて、全国各地の大きな河畔や湖畔、あるいは海浜で花火大会の催しを行い、納涼の幕開けと致しますが、その起源は江戸時代の享保年間に遡り、旧暦の5月28日、川開きの初日祭事として、隅[続きを読む]
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第八十五話:「花見の歴史と名所・向島の今昔

我が国の「花見」の起源とされるのは、奈良時代の貴族による“梅を愛でる”もので、万葉集では「梅」を詠んだ歌が110首、当時から自生していた「桜」を詠んだのは43首に過ぎませんでした。ところが、平安時代に[続きを読む]
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第八十四話:「大潮の頃、汐干狩と渦潮見」

水もぬるんで季節も良くなってくると、人々が川辺や海辺へ戻ってきます。雛祭りも昔は水とは関係が深く、川や海に人形を流して穢れを捨てる儀式だったそうで、これと時を同じくして行うのが「汐干狩」でした。晩春の[続きを読む]
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第八十三話:「如月は火事が多かった」

「火事と喧嘩は江戸の華」と言われ、季節的に空気が乾燥し、風も強かった一月下旬から二月にかけて江戸の大火は集中して派生したようです。江戸は火事の歴史と言っても言い過ぎではなく、市中が灰と化してしまうので[続きを読む]