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健康と食品の解説

長寿社会の勝ち組となるには(その13):妊婦、子供の大型魚摂食は危険!!! 途上国の金採掘が原因となる魚介のメチル水銀汚染
途上国の金採掘が原因となる魚介のメチル水銀汚染

 

 

2016年秋に築地市場移転問題で豊洲新市場予定地の水銀汚染が話題となったのを機に水産物の産地と海域の知識を持つことが望まれます。
アジア、太平洋海域では金採掘による水銀汚染が昨年から話題となっています。
10年くらい前に厚生労働省は「メチル水銀に汚染された魚介類が、脳神経を侵す恐れがある!」「胎児への影響が大きいため、妊婦、若い女性は大型魚の食べすぎを特に注意しよう!」という注意を呼びかけました.
金目鯛が危険という2003年の発表を修正したものですが、金目鯛はメバチマグロに較べればレアな高級魚.なぜターゲットに?という素朴な疑問が噴出.
欧米に較べれば世界のマグロを半分近く食べる日本ですから消費者寄りのスタンスで、もっと早く大型魚の汚染を大声で注意すべきだったでしょう。

 

 

1.  途上国の水銀による金採掘と精錬

インドネシア、ヴェトナム、ペルーなどアジア、中米、アフリカの発展途上国で金採掘時の水銀汚染が広がっています。
2013年に金の価格が急騰し、途上各国では貧困層を中心に原始的な金の採掘がますます盛んになりました。
2015年後期からの金価格は金保有国の中国やロシアの経済失速により動向は予測できませんが、現在は2005年ごろの3倍近い(円換算)レートを
維持しています.(最近のドル建は下降気味)
インドネシアはアジア最大の露天掘り金採取国。
金の採取には手っ取り早い水銀に吸着させる方法が主流なために廃水が河川、海を汚染。
工場も同じく最終工程では水銀で精錬しますから工場排水が汚染を促進。
河に流れ込んだ水銀はメチル水銀化し人類に様々な障害をもたらします。

懸念されているのは輸入魚介類の水銀汚染。
悪いことにインドネシアはマグロ、カツオの漁獲高が世界一。
大量の魚がアジアに出回っています。
インドネシアは無数の島からなる世界でも稀な国家。
日本の2倍以上の人口を抱え、経済的な困窮が背景にあるため、90か国以上が参加した「水俣条約」に基づく中央政府の管理は容易ではありません。

水銀やダイオキシンによる健康被害は脳視神経を侵しますが、当初は記憶力、視力など加齢や原因不明で片付けられる症状。
水俣病などのような本格的な発症までに時間がかかりますが自覚症状が出た時には救いようがありません。(有害性は後の11項)
水銀ばかりでなくアスベスト、トランス脂肪酸、ダイオキシン、ヒ素など生活に密接にかかわる健康被害は発現に30年以上かかることが多いために、関心を持つ人はわずか。
「ダイオキシンで死んだ人はいませんし、ダイオキシンが有害なら、それを含んだ魚も死んでいると思います」
こんな乱暴なコメントがサイトに載る時代。
ダイオキシン散布関係者なのでしょうが急性で死なない限り毒性は無いという説明には驚くばかりです。

 

水銀汚染は小魚からの食の連鎖

 

写真上段のウルメイワシ(鰯)、下段左のマアジ(鯵)とサンマ(下段右)
小魚の水銀汚染濃度はごく小さいといわれます.

 

2.マグロなど大型魚類が高濃度のメチル水銀(Methylmercury)に汚染

FDA(米国の食品医薬品安全局)がまとめた魚の安全な摂食方法.
a.
妊婦、妊娠適齢期の方々はマグロなどの大型魚類を出来るだけ食べないこと。
ほとんどの魚は多少の汚染がありますが、魚の水銀汚染はプランクトンから始まる食物連鎖ですから大型になるほど汚染度が高くなるようです。
b.
妊婦、妊娠適齢期の方々が大型魚類を食べる場合は、魚の皮、脂が多い部分(例えばとろ)、血合いなどは避けたほうが無難。メチル水銀濃度が高い部分といわれます。
c.
魚種での管理は難しいので、総量を1週間350g以内に抑えること。
この数字は米国人の基準ですから、日本人は200gくらいが無難でしょう。
特に子供や小柄な人はさらに摂取量を減ずる必要があります。
d.
調理法としてはフライよりも焼き魚が推奨されています(水銀は加熱で気化スピードが速まります)
e.
まだ調査が不十分という説もありますが、カツオ、アジ類、さけ、いか、帆立貝からの過剰量検出は報告されていません。
えび、カニ類も内臓を除いて過剰量の検出はされていません。過剰量とは魚の重量に対し水銀量が百万分の一以上を指しています。
f.
魚の重要成分であるDHA/EPA(オメガ3)は水銀含有量などをチェックしたサプリメントで補うことが賢明です。(バイオ合成されたオメガ3はこの面の安全性はありますが、有用性に疑問を呈されています)
「安全な海域からのノギボタニカル天然DHA/EPA(オメガ3)」

 

「魚の天然オメガ3脂肪酸と工業生産オメガ3の相違点」

🔗 天然魚油のオメガ3脂肪酸はバイオ合成オメガ3とは 効果が異なります: 天然魚油のオメガ3脂肪酸が血圧安定に寄与する
https://nogibotanical.com/archives/5329

g.
バラエティーのある魚類の摂取が推奨されています。(理由は不明)
h.
ダイオキシンの危険性もありますから、魚介類の内蔵摂取は避けたほうが無難。

3. 米国食品医薬品安全局(FDA)はメカジキなどを食べないよう
(don’t eat)勧告

世界の健康と食品情報をリードするFDAは、妊娠予定、妊娠中、出産後の婦人に対して「メチル水銀」「トキソプラズマ」「リステリア」の懇切丁寧なガイドを作っています。
メチル水銀に関しては出産予定、妊娠中(Moms-to-Be: Know the Facts About Methylmercury)の婦人に対して、メカジキ、キングマッカレル(サワラの種類)、タイルフィッシュ(アマダイの種類)を食べないよう警告しています
(If you’re pregnant or trying to become pregnant don’t eat swordfish
tilefish king mackerel and shark.)。
メカジキは厚生労働省が摂食量を1週間1回(80g低度)と区分しましたが(平成17年8月12日)、クロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロも同列でこの区分に入っています。

 

 

4. 米国FDAが指摘する東洋人と富裕層にメチル水銀の危険性

米国では魚を寿司、刺身などを常食する富裕層や東洋人に食べ過ぎの危険があると指摘されています。
CDC(米国厚生省の疾病管理センター)によれば、米国の妊娠適齢期女性の8%位は血中水銀濃度が危険水準で、水銀が胎児の神経機能に与える影響を無視できないそうです。

 

5. 平成17年8月12日(金)の厚生労働省発表。
(対象魚にマグロ類が加わる)

厚生労働省が2003年に続き2005年に「魚類によるメチル水銀中毒問題」を取り上げましたが、前回2003年の発表との相違や、現実的な対応法がわからない読者が多いことと思います。
2005年の発表は、これまで公表を控えていたマグロ類が対象魚に含まれたのが特徴です。
「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて」というものです。
今回の見直し検討はクロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、クロムツなど日本人が常食する魚を含めたのが大きな特徴です。
一昨年(平成15年)6月の審議会の発表(次の項)では、キンメダイが採り上げられ、「マグロは摂食量が少ないから問題が少ない」との結論でした。
平成16年の7月23日に医薬食品局食品安全部が見直し検討を発表していますが、この時もマグロ類は対象からはずされていました。

 

6. なぜマグロ類が採り上げられたのか?

 

 

厚生労働省は平成15年6月当時「いろいろなマグロに含有される水銀濃度、国民栄養調査から特別集計した我が国におけるマグロの摂食状況等について検討。マグロの摂食を通じた水銀による健康影響は想定しがたいと評価されたため、
注意事項の対象とはしなかった」としています。
今回は「しかしながら、マグロについてもその種類によって水銀含有量が高いものや低いものがあること等から、今回の見直しの検討においても議論の対象となると考えている」となりました。
当時から有識者の間では、「欧米ではマグロ類の汚染が当初から問題視されているが、厚生労働省はマグロの摂食量推定を(意図的に)少なく見積もり、対象から除外している」と議論が沸騰していました。
今回はこの部分が訂正されたのが特徴的です。
*マグロの食事量は一人2から3切れ(柵の)をベースに日本人の平均食事量としていましたが、これは日本のマグロ総消費量を総人口で割った(除した)統計のまやかしといわれていました。

厚生労働省の訂正理由は「摂食者の平均ではなく、その悪影響が懸念される妊婦等を反映した20歳以上の女性の摂食量を用いることがより適当ではないかと考えた」
「刺身、鉄火丼等の形態で一度に多くのマグロを摂食される場合もあることから、一回分(いわゆる一人前)について新たに調査を行い、その結果に基づく試算も行っている」ということです。
検討が開始されたのは2005年7月23日でした。
その他、「JECFA(2003年6月)において、発育途上の胎児を十分に保護するため、体重当たりの暫定的耐容週間摂取量(PTWI) が半分以下(3.3μg/kgから1.6μg/kg)
に引き下げられ、また、米国、英国、アイルランド、オーストラリア及びEUにおいて、妊婦等への注意事項通達、あるいは改正が行われた」のも、今回の見直しの(苦しい言い訳)理由としています。
*JECFA:国連の食糧農業機関と世界保健機構(FAO/WHO)の合同食品添加物専門家会議。
*PTWI):the Provisional Tolerable Weekly Intakes

 

7. 平成15年6月3日当時の厚生労働省発表(対象魚はメカジキとキンメダイ)



キンメダイ:金目鯛(Beryx splendens)
日本では水銀の有害性の対象から全国区のマグロが外されて何故か金目鯛やサメがやり玉に
新鮮なキンメダイのシャブシャブは一度食べたら病みつきになること必然.

 

厚生労働省(薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品・毒性合同部会)が
平成15年6月5日に公表した内容は「平成13,14年度に厚生労働科学研究や各都道府県において
実施された魚介類中の水銀濃度に関するデータ、平成14年度に水産庁が実施したマグロ類の
水銀検査結果、水銀濃度が高いのはサメ、メカジキ、キンメダイ、クジラ類の一部
(ツチクジラ、バンドウイルカ、コビレゴンドウ、マッコウクジラ)」ということでした。

 

汚染を指摘されたゴンドウクジラ(写真左)バンドウイルカ(写真右)を食する習慣は限られた地域。一般人には水族館の世界です。

厚生労働省に指摘された常食魚はキンメダイだけでしたから、伊豆地方、千葉県を中心に生産者はパニックに陥りました。
キンメダイなどのように2-300メートルの深さに生息する魚にメチル水銀が蓄積しやすいのも事実ですが、食物連鎖によってマグロなど大型の常食魚に水銀蓄積が多いことは強調されませんでした。
このときの発表は「なお、妊娠している方等を除く方々は、すべての魚種等について、妊娠している方等にあっても上記の魚種等を除き、現段階では水銀による健康への悪影響が一般に懸念されるようなデータはない。
魚介類等は一般に人の健康に有益であり、本日の注意事項が魚介類等の摂食の減少につながらないように正確に理解されることを期待したい」という役所独特かつ伝統的な難解、意図不明な表現でした。

 

金目鯛(Beryx splendens)の塩釜(左)と煮つけ(右).関東圏では身近な高級魚としてお馴染み.

 

8. 日本はメカジキの消費量が極端に少ない。(マグロの約700分の1)

メカジキ
英名:Swordfish
学名:Xiphias gladius Linnaeus
体長4メートル、体重600キロを超える記録がある大型魚類。
分類の属は異なりますが、ゲームフィッシングなどで著名なブルーマーリンやバショウカジキ(セールフィッシュ)に類似する種類。
スペイン、アメリカなどでは主要食用魚類の一つですが、日本では一部の水揚げ産地を除いては常食といえる消費量ではありません。
日本のマグロ類消費量は平均600000トン/年を超えますが、メカジキの漁獲量は約1000トン/年程度(2000年代初期)。日本の漁船はメカジキをメバチマグロの外道として漁獲しているようです。

 

9. フェロー諸島の大規模疫学(コホート)研究

メチル水銀の汚染に関しては多くの議論があります。
消費者、環境問題専門家、漁業関係の生産者などが、それぞれの立場で、都合の良い研究論文や報告を引用しています。
この中でもデンマーク自治領のフェロー諸島(Faroe Islands)とアフリカのセイシェル諸島(Seychelles)の研究がたびたび登場し、厚生労働省もこの二つを参考にしているようです。
セイシェル諸島の研究は「問題がみられない」というものですが、フェロー諸島の研究報告は「問題がある」というものです。
フェロー諸島はスコットランド北西のアイスランド方面海域に位置し、ノルウェーにも近い人口約48000人/2004年の島。
18の主たる島で構成され、セイシェル諸島と同様に漁業と観光で生計を立てていますが、毎年3000人も人口が流出減少する気候の厳しい島です。
この島の住民は調査捕鯨(Pilot Whales)によるゴンドウクジラ(Globicephalus Meleanus)や大型魚類の食べ過ぎが指摘されており、デンマーク本土に較べ、住民に
メチル水銀とカドミウム(cadmium)が8倍近く過剰に蓄積されているといわれます。
引用されている研究は、1987年に総合環境科学誌(The Science of Total Environment)に発表された疫学的研究です。
1986 年3 月1 日-1987 年12 月末の間に出生した乳児と母親1023 組
(この時期の出生総数の全体の75.1%)をコホート(大規模疫学的調査)として登録し、7 才と14 才時の2回、神経行動発達検査が行われました。
その結果、胎児期のメチル水銀曝露といくつかの神経生理学、神経心理学上のエンドポイント(影響指標)の間に統計的に有意な関連が見られたというものです(厚生労働省)。
メチル水銀汚染問題は水産業者などの反論やロビー活動もあり、両者の議論は絶えていませんが、
現在の論点は、
「どのくらいが許容量か、何処の海域に産する、どの種類の魚が危険か」ということでしょう。
デンマークではカレイやスズキの類も汚染対象魚になっています。
(参考)
「猛毒ダイオキシンと魚介類の汚染:安全ではない日本の近海魚」

🔗 猛毒ダイオキシンと魚介類の汚染:安全ではない日本の近海魚
https://nogibotanical.com/archives/2182

枯葉剤として散布されたダイオキシン化学製剤PCDDsの解説も

 

10. 水銀とメチル水銀(Methylmercury)

水銀(Hg)は比重が水の約13.6倍の重金属です。
常温では液体ですが、25度C以上で簡単に気化し、無臭ですので、食品経由で摂取しなくとも、
大気よりの吸入と、皮膚からの吸収もあります。
水銀は土壌や水中の微生物、魚のタンパク質などによってメチル水銀に変換されます。
メチル水銀には塩化メチル水銀、臭化メチル水銀、ヨウ化メチル水銀等があります。

 

11. メチル水銀(Methylmercury)の害と症状

メチル水銀や金属水銀は,他の形態の水銀と異なって細胞に吸収されやすく、脳細胞などを侵します。
成人の場合は神経障害、吐き気、下痢など消化器官障害、脱毛、皮膚障害などが報告されていますが、
特に危険なのが胎児と言われています。
妊娠中や出生後の母乳などを通じて胎児に移転された水銀は、神経を侵害して、知力障害、運動障害、視力障害をおこし、腎臓、消化器官にもダメージを与える可能性が指摘されています。

 

12. なぜ魚介類にメチル水銀が蓄積されるか

水銀は、金の採掘、精錬に使用するばかりでなく、苛性ソーダ(コースティックソーダ)の生産、医薬品、化粧品、サーモスタットなどエレクトロニクス部品、血圧計など医療機器、歯科の詰め物、電池、蛍光灯など幅広い用途があります。
硫黄酸化物や窒素酸化物を取り込んだ酸性雨がこれらの廃棄物や土壌から水銀を溶かしだし、河川、地下水に流出させますが、海にはプランクトンから始まる食物連鎖がありますので、大型の魚にたどり着くころには水銀が大幅に濃縮されて蓄積しています。

 

13.メチル水銀排出にエデト酸(EDTA)の使用はお薦めできません

水銀やヒ素の蓄積を軽減する方法は食生活や運動による新陳代謝の促進が一番。
メディアでは様々な手法が伝えられますが、簡単に排出できるならば大きな問題とはなりません。
安全性を確保している医療手段がありませんから摂食を可能な限り低減することが一番です。
食生活で体細胞からの排出に非常に役立つのは皮肉なことに魚油。
魚介類がお薦めですが、安全な海域を選ばねばなりません。
その他、エネルギー代謝を促進するクレブス回路の活性化や腎機能安定に寄与する尿素回路活性化などを食生活で心がけることがお薦めです。

職業柄重金属の危険に曝される職業の方はエデト酸(Edetic acid:EDTA)を使用することがあるようですが、
あくまでも副作用覚悟の特殊ケース。
エデト酸は医療に使用されてから50年も経っていませんから安全性は不明。
体組織への作用機序が確実に解明されているわけでもありません。
エデト酸が金属イオンをキレートする機能(chelates:抱き込む)は本来洗剤や製紙、重金属廃棄物処理など産業用に使用されているものです。
エデト酸(EDTA)は腎臓毒性、催奇形性の可能性を疑われており、嗅覚や生殖に重要な働きをする亜鉛の欠損も考えられます。
*EDTA:エチレンジアミン四酢酸(ethylenediaminetetraacetic acid)また過剰摂取による副作用が疑われているαリポイック酸などを薦めるケースもあるようですが、αリポイック酸は体内に十分あり、過剰摂食がかえって害となります。

 

14.水俣病とは

約半世紀前に熊本県の水俣湾周辺市町村で原因不明の神経疾患が流行しましたが、周辺の魚介類より大量のメチル水銀が検出されたことにより、当初より公害による水銀中毒が疑われていました。
1956年ごろになり、地域住民は、水銀中毒が近在の大手化学工場(チッソ)から排出されるメチル水銀化合物の公害と確信するに至りました。
この水銀中毒は水俣病と呼ばれ、以来、数千人の被害者が当該会社、国、県などを対象として数々の訴訟を起こしました。
訴訟は30年以上継続し、2005年になり、最後の訴訟が結審しています。
2013年10月,「水銀に関する水俣条約:熊本」において、日本を含む90以上の国(含むEU)が同条約への署名を行いました



15.魚油(オメガ3)で妊娠中の欝発生リスクが半減

FDAの2002年7月の報告では、一部大型魚類に水銀中毒の危険性があるという指摘と同時に、心臓病などへの有用性から魚類摂取の重要性を認めており、摂取方法に配慮することを求めています。
米国では魚を週2-3回摂取する妊婦はそれ以下の妊婦より欝発生リスクが半減したとの研究報告が国立環境衛生科学研究所に提出されています。
この研究は心理学者の Dr. Joseph R. Hibbeln.が11721人の英国国籍婦人を対象として調査したもの。
調査研究は3ヶ月間にわたり、水銀を含有しない天然オメガ3サプリメントを使用して行われました。
(参考)水産物汚染の現状
「ヒジキなどの食品ヒ素に肺がんリスク:国立がん研究センター」

🔗 ヒジキの無機ヒ素(亜ヒ酸)は危険な発がん物質?
https://nogibotanical.com/archives/2330

「絶えることのない中国産魚類の発ガン物質汚染:中国産ウナギが信用できないわけ」

🔗 絶えることのない中国産魚類の発ガン物質汚染: 中国産ウナギが信用できないわけ
https://nogibotanical.com/archives/2245

初版:2003年6月6日
改訂版:2005年9月3日
改訂版:2013年9月6日
改訂版:2015年9月18日
改訂版:2016年10月28日

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