アジアの樹の実食文化: 「強精強壮に食されるスカイフルーツ(マホガニー)はニームの親戚」 「強精強壮に食されるスカイフルーツ(マホガニー)はニームの親戚」
東南アジアの生鮮市場で木片のような食材が山積みになっているのが、スカイフルーツと通称されるオオバマホガニー (mahogany:Swietenia macrophylla King ) の実。売られているのは10x15㎝前後の大型楕円形果実の内皮。果肉の下に種を覆うように細長い縦の内皮が幾重にもあります。それをカットしたのがスカイフルーツ。優れた抗菌性、抗酸化性が確認されています。 左がスカイフルーツ.右はアーティチョークですがイメージしてください.東南アジア市場ではマレーシア、インドネシアで通称tunjuk langit 。英語ではスカイフルーツ(Skyfruits)と呼ばれています。中国系人に人気が高く、向天果、望天果、朝天果、指天果などいくつもの呼び名があります。マホガニーは家具、工芸、楽器、建築用の高級木材で知られるセンダン科(Meliaceae)の樹木。高級材として知られる品種はオオバ以外に俗称キューバ・マホガニー(Swietenia mahogani)、俗称メキシコ・マホガニー(Swietenia humilis Zucc)がありますが、いずれも絶滅危惧種。自家栽培物以外は...