loader image
  • ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    国際政治学者のウィリアム フォックス氏が、第二次大戦後の世界の指導力を考える上で提起したのは「米国とソ連と言う二つの“超大国”」だとして、「敵対する二極構造」という概念でした。ソ連の崩壊を受け東西冷戦[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第六十三話: 「英国のEU離脱は経済危機と言うより、欧州瓦解への政治シナリオだ」

    英国の欧州連合離脱が、世界的経済危機を恐れる投資家・投機家のセンチメント反応をよび、それに輪をかけたUHTF(超高速取引)の所為もあり、不動産売買や株式・為替の大幅変動を呼んでおります。もっとも、“長[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第六十二話:「伊勢志摩G7サミットを回顧して」

    今般の伊勢志摩サミットに関しては、意義や成果を問い、疑うコメントも多くありましたが、その後の中国、北朝鮮、ロシアの反発ぶりと強気と弱気が交錯した批判などをみると、所期の目的が達成できたように思われます[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第六十一話:「トランプ列車の乗車率が急増?予測できなくなった米大統領選」: ユダヤ系パワーと行き過ぎた新自由主義経済

    トランプ氏の共和党指名獲得に関しては、多くのマスコミは”確定“とか”確実“と報じておりますが、小筆は”ほぼ確実化“とやや控えめな表現を取りました。その事由ですが、主流派の重鎮であるミットロムニー氏やブ[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第六十〇話:「アジアの明日はインドに期待」

    新興国経済が停滞し始めて二年目に入りますが、膨らむ一方の新興国債務が、世界景気回復の障害になって居るのは不可避の現実で、殊に中国とロシア経済の減速継続と、大統領の弾劾まで取りざたされるブラジルや、与党[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十九話:「北朝鮮・中国に煩わされず、アジアをリードせよ」

    1. 孤立する北朝鮮、八方ふさがりの中国 北朝鮮が水爆実験(自称)や長距離弾道ミサイルを次々発射して、国際社会を揺さぶっていますが、これは他国を挑発する為だけと捉えるよりも、経済的にも外交的にも、益々[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十八話:「大国アメリカの凋落か―大統領予備選の行方」

    2月から始まった米国大統領予備選が思わぬ展開を見せつつ、通常ペースなら3月初めのスーパーチューズデイで、ほぼ共和・民主両党の候補者が絞られるはずが、去る15日の天王山に至ってもなお、確定的な勝者が見え[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十七話:「我が国の劣化を糺し、正す」

    21世紀の世界は大戦こそ無くなりましたが、国境を跨ぐ局地戦や内乱が絶えず、米欧を始め先進諸国の富とリーダーシップが消失する中、期待された新興国群も、ここへ来て中国やロシアが経済失速に陥り、(特に“オバ[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十六話:「構造変化の波に乗り新興企業成長力を加速せよ」

    今世界経済は、欧州や中南米の低迷に始まり、インドを除くBRICSの失速が加わり就中、中国の急降下と中東の政情不安に原油価格の急落も重なり、心理的面でもネガティブな影響を拡大して景況を損ね、混迷の度合い[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十五話:「ASEAN経済共同体への期待」

    東南アジア諸国連合(ASEAN)が48年前に誕生した際は、元々「政治・安全保障」と「社会・文化」両面で、共産主義化を逃れる等の意図から連携を深めたことが出発点で、経済面の連携は緩やかで、急がず慌てずに[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十四話:平成28年(2016年)を展望する(その2)

    1. 日本は複数の年号を使用する文化大国余談を挟み込ませて頂きますが、年号には3種類があり、第一が「紀年法」(開祖に因み無限に継続される)、第二が「元号」(君主の即位退任等有限でリセットされる)そして[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十三話:平成28年(2016年) 丙申年を展望する( その1)

    中国の経済崩壊で日本が受ける傷は浅い、受け身の対応は禁物…■申年 〝サル〟の異名を持った豊臣秀吉のごとく新年は干支暦で「丙申」陰陽五行説の「陽金」の属性を持つ歳で、暦学・易学の観点からそれらの意味する[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十二話:旧年を回顧: 我が国にとっての平成27年(2015年)

    世界にとって2015年は、そして我が国にとって平成27年は、一体どんな一年であったのか、無作為・順不同にテーマ・トピックスを列記し、私見を交えつつ回顧してみたいと思います。国際社会での欧米主導が頓挫し[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十一話:国力の一大要素は文化力 文化力を生かす最大要素は言語力

    米国の国際政治学者・サミュエル・ハンチントンの名著「文明の衝突と世界秩序の再創造」には、国民国家の視点ではなく文明に着目し、世界秩序を分析して、前世紀末における世界の文明圏を8つ上げ、その一つとして、[続きを読む]
    ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

    第五十〇話:「IT業界の近未来と我が国の教育を考える」

    アップルやマイクロソフトを初めとして、グーグル、フェイスブック、そしてアマゾンと米国西海岸発のITベンチャー企業が、今や圧倒的に世界をリードしております。その主たる背景として思い付くのは、先ずはアメリ[続きを読む]