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トランス脂肪酸のニュースと解説

米国食品医薬品局(FDA)がトランス脂肪酸全面禁止へ

米食品医薬品局(FDA)が部分水素添加した人造トランス脂肪酸(partially hydrogenated oils)を含む加工食品の禁止に向けて動き出しました。11月7日に報道された各紙の報道によれば「米食品医薬品局(FDA)は禁止通達を官報(Federal Register)に掲載する準備をしている」と伝えられています。 2003年にトランス脂肪酸の有害性が正式に認知されて10年。食生活にあまりに広範囲に浸透しているために、各国では法令で直ちに禁止することが出来ませんでした。米国厚生省傘下の食品医薬品局(FDA)では加工食品製造、外食などの産業界への禁止ショックを和らげる方向性を探り、段階的な減少促進を要請していました。 今回明らかにされた食品医薬品局(FDA)の基本的考えは「トランス脂肪酸は安全な食品とは認められない」「排除すべき」という内容。ベースとなったのは「10年間以上の調査研究により、信頼すべき科学的根拠と発見により確信を得た」から。「当初の決定は食品添加物としての扱いとなるだろう」と連邦食品医薬品局のマーガレット・ハンブルグ博士(Margaret Hamburug)はF...
世界の健康と食の安全ニュース

世界の生牡蠣市場を支配する日本のマガキ:日本の生牡蠣とノロウィルス

岩手県のマガキ(山田湾).大震災の打撃から立ち直りつつあります。生牡蠣なら宮城県を含めた三陸といわれる美味なマガキ.海岸に迫る緑と荒海から湾内への強い水流.牡蠣は豊饒な海で清浄に育ちます.   これであなたも生牡蠣博士第一話:1.生牡蠣産業の将来と問題点生牡蠣産業はマニアックともいえる愛好者が世界中に多い割に、この20年間成長していません。養殖海面の汚染による寄生虫やヘルペスの蔓延により各国の生産量が低下。供給が細り、価格が高騰していることが最大原因と言われますが、ボディーブローのように効いているのが摂食者のアレルギー発症増加。ノロウィルス(後述)、A型肝炎、腸炎ビブリオ菌、赤潮毒などでの中毒患者が絶えませんが、一旦中毒すると、それからは食するごとに、頭痛、痙攣、発疹、嘔吐、下痢、呼吸困難などアナフィラキシーを含む原因不明のアレルギー症状が出るようになり再度の摂食が困難といわれます。また、それが母子遺伝するのではないかと喧伝されています。これにより生牡蠣ばかりでなく、牡蠣加工食品まで摂食できなくなる人が漸増し、牡蠣愛好者は増えるどころか、漸減していくのではと筆者は懸念しています。モラル...
しらす・さぶろうの日本人がんばれ!観光立国編

「世界が見えていない日本商人の道徳観」:飲食業界の詐称、偽称

2013年夏から秋に明るみにされた日本の大手ホテル、レストラン業界の食材詐称、詐欺事件。ほとんどの関係者が格別驚かなかったろう。一流ホテルの高価なヒレステーキが価格が10分の1もしない整形肉(寄せ集めの肉)。食の業界は永年、あたりまえのように消費者をごまかしていたからだ。「観光立国政策に支障がある」「外国人に恥ずかしい」から取り締まるとのこと。役所の発想はまさに貧困国並み。いまになって監督官庁が「業界の3割が詐称、詐欺していた」と発表しているが、そんな生易しい数字ではない。ここまで明るみにでると、やむを得ず「厳罰が必要」などと騒ぎ始めたが、これまで何を監督していたのか? なぜ黙認していたのか? その責任をまず明らかにすべき。焼肉屋のロース肉詐称を注意した時には、業界の慣習などと説明されて納得。「今後は正してもらいたい」で終わり。結局騙され続けてバカを見たのは消費者。こんな役所と政治家で消費者保護に本当に取り組む、取り組めるのだろうか。しらす・さぶろうの2年前のコラムを紹介したい。「日本人がんばれ:第二十七話:2009/01/05」「世界が見えていない日本商人の道徳観」昨年(2008年)...
しらす・さぶろうの日本人がんばれ!観光立国編

第五十六話:大手ホテル、デパートの偽装、詐称食材事件は国の恥

本物の国産黒毛和牛のヒレ肉.調理後の成型肉切り口は見たことがないが、素人には判別できないくらいになるのだろう夏ごろより中国人観光客が増え、平均20万円も使ってくれる上客と喜んでいる観光関連産業。危険な食品の多い中国から離れて、安全な日本の食事と買い物を満喫していることだろう、というのがこれまでの認識。その信用、信頼が大手ホテル、デパートの永年の偽装と詐欺行為発覚で根底から覆されている。食材業、食品加工業、外食産業の偽装蔓延は日本人として恥ずかしい限り。来日客の目標2500万人。和食文化の世界遺産登録などと騒ぐのも空しい。これまでも三重の赤福の売れ残り包替えによる生産日偽装、大阪の超高級といわれた割烹料亭吉兆の食材偽装や「残飯の使い回し」北海道ミートホープの偽牛肉。近江牛の業界団体幹部が絡んだ偽装ブランド肉。袋まで印刷していた新潟の大手コメ問屋の偽コシヒカリ。イオンを騙した(?)コメ問屋の偽国産米。大小、数多い業者によるウナギ、しいたけ、タケノコ、鰹節、塩などの産地偽装。実例羅列にはページが足りなくなるほど、食の業界の腐敗は根が深い。 悪の根源の一つには国防に名を借りた輸入食材への高率関...
健康と食品の解説

ブドウ・レスベラトロールが記憶と脳の柔軟性経路を制御する

1.ブドウ・レスベラトロールが記憶と脳の柔軟性(可塑性)を制御するマサチューセッツ工科大学(MIT)に属するMITピカワー学習・記憶研究所(PILM)より長寿のポリフェノールで知られるレスベラトロールに記憶力を増大させ脳力を強める(頭が良くなる)働きがあることが報告されました。7月11日発行のネイチャー誌に発表されたものですが、主筆はサイ教授(Li-Huei Tsai)。「新たな経路がマイクロリボ核酸134とサーチュイン1(SIRT1)を経由して、記憶と脳の柔軟性(可塑性)を制御する」(A novel pathway regulates memory and plasticity via SIRT1 and miR-134).論文詳細は省きますが、この研究はアルツハイマー(Alzheimer)や脳神経を衰弱させる諸病治療の医薬品開発につながると期待されています。発表したサイ教授らのグループは、レスベラトロールがサーチュイン(sirtuins)を活性化させ長寿を達成する機能ばかりでなく、加齢による神経変性異常(neurodegenerative disorders)を防ぐことを、すでに報...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

アスベストによる健康被害: けい肺(シリコーシス:silicosis)が怖いグラスファイバー建材
けい肺(シリコーシス:silicosis)が怖いグラスファイバー建材

けい肺が怖いグラスファイバー建材アスベストの有害性が広まるに連れて、断熱材の選択に関心が集まるようになりました。住宅では屋根材、屋根下地材、壁下地材、天井材にアスベスト建材、木造の断熱材にはグラスファイバーが実績あります。ビルなどコンクリート建築関係にはロックウールが使用されますがロックウール、グラスファイバーともに、製造段階で混入する鉄分や珪素鉱物の微細な粉末がアスベスト同様、肺がんなど肺疾患を起こす危険性を無視できない素材です。グラスファイバーは繊維状に造る製品ですからアスベストより組成は大きく、その塵芥は一般的に呼吸器によって侵入を阻止するといわれますが、取り扱いが悪い場合は発癌物質となる可能性を否定できません。ケベック州(カナダ)のアスベスト採石場.米国、欧州が輸入禁止後も日本が輸入していた.1. けい肺(silicosis、シリコーシス)グラスウールなどに含まれる珪素鉱物には、けい肺とよばれる肺疾患が知られます。通常は花崗岩など火山岩(火成岩)の石材を加工する職人に多発することで知られていますが、他の職業や、2014年9月に御嶽山噴火で火山灰を吸飲した登山者など一般の人にも無...
世界の健康と食の安全ニュース

天然魚油がアディポネクチン・レベルを上げてインスリン感受性を亢進: ハーバード公衆衛生大学院
ハーバード公衆衛生大学院

ハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health:ボストン)のジェイソン・ウー博士らは魚油のシス型オメガ3サプリメントがヒト血流中のアディポネクチン:レベル(Adiponectin)を上げることを確認。全米内分泌学会の月刊誌(The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism)6月号(2013年)に発表しました。(The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism)主題は「Effect of Fish Oil on Circulating Adiponectin: A Systematic Review andMeta-Analysis of Randomized Controlled Trials」長期間の人を対象とした研究では高いレベルのアディポネクチンがⅡ型糖脳病や心筋病のリスクを下げることを確認しています。アディポネクチンは糖制御、炎症制御の代謝プロセスに役立つ有益ホルモン。これまでも動物実験では魚油がアディポネクチンの循環を増加させること...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

アスベストによる健康被害: 被害者訴訟で壊滅したアスベスト関連の米国大企業
被害者訴訟で壊滅したアスベスト関連の米国大企業

2005年にクボタ、ニチアス、エーアンドエーマテリアルなどによる、アスベスト中皮腫(mesothelioma)の被害者数公表は、関連業界に拡がり、大きな波紋を起こしました。これを受けて2005年7月21日には厚生労働省安全衛生部、経済産業省、石綿関係業界20団体は、石綿含有製品の代替化の一層の促進、今後の禁止規制の見直しについて検討を始めました。アスベストは1924年にはすでに危険性が指摘されていた材料。日米に限らず、多くの国は、経済の安定と成長が政府と行政の最優先課題。産業界の保護が最重要政策ですが、結局、米国のアスベスト業界は、そのつけにより、壊滅的な打撃を受け、倒産後再生したのは、体力のある国際的な大企業だけでした。ケベック州(カナダ)のアスベスト採石場.米国、欧州が輸入禁止後も日本が輸入していた.1.危険性指摘を無視しアスベスト製品製造を強行した米国産業界イタリア、ギリシャで始まったアスベスト繊維の産業は20世紀に入ると、イギリスなどを中心にその有害性が指摘されるようになりました。1924年ごろには、その因果関係を立証する診断がなされ、アスベストーシス(asbestosis)と...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

アスベストによる健康被害: フェデラル・モーグル社とティー・アンド・エヌ社の合併は陰謀か?
フェデラル・モーグル社とティー・アンド・エヌ社の合併は陰謀か?

ケベック州のアスベスト鉱山は欧米に輸出できなくなってからも、日本などアスベスト被害に無関心な国に輸出を続けていました.取材に出かけた時に観光用展望台で撮影.1.アスベスト関連企業の賠償責任日本ではアスベストによる健康被害を、立法により国が補償しようという動きがあり、物議をかもしています。欧米でもアスベスト関連企業のロビー活動により、補償制度の立法が企てられましたが、税金投入の前に関連企業が最大限の賠償をするというスタンスが勝りました。最大限ということは企業の資産を全て吐き出すということを意味します。実際にはそれでも賄えない企業がほとんどですから、民事再生法の助けをかりて、賠償を有限にする手法がほとんどになりましたが、ここでもまた問題がおきました。これが前に紹介した自動車部品の多国籍企業フェデラル・モーグル社(Federal-Mogul)の倒産。フェデラル・モーグル社は4万5千人の従業員、55億ドル(約6千億円/2003)を売り上げる多国籍自動車部品会社。倒産前の1999年には65億ドルを売り上げていました。2.フェデラル・モーグル社倒産は偽装だったのか?フェデラル・モーグル社は1998...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

アスベストによる健康被害: アスベストの種類とその危険性
アスベストの種類とその危険性

アスベスト(Asbestos)を使用した、断熱材、防火材、床材、塗装材などの製造過程、施工過程において、200人近くの肺がんによる死亡者が発生していたことが、2005年に大手製造会社のニチアスやクボタから公表され、物議をかもしました。日本では米国でアスベストの被害訴訟が多数に上った90年代においても、製造が続けられていました。ケベック州(カナダ)のアスベスト採石場.米国、欧州が輸入禁止後も日本が輸入していた.1.アスベスト(Asbestos)とはアスベストはマグネシウムと酸化ケイ素で成る板状、鎖状の微細な結晶で、種類は何種類かありますが、いずれも空気と共に肺に吸入されると、鋭いガラス状の結晶が細胞膜に突き刺さります。これによって引き起こされる肺がんなどは遅行性で、死亡するまでに数十年かかることもあるために、その有害性が軽視されてきました。また、アスベスト同様の建材として使用される鉱石のバーミキュライト(Vermiculite)は土壌改良剤にも使用されますが、米国などでは、バーミキュライトに含有するアスベストの危険性が指摘されており、農芸家、園芸家に警告が出されています。2.アスベストの...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

アスベストによる健康被害: アスベストは塩化ビニール(PVC)床材が怖い
アスベストは塩化ビニール(PVC)床材が怖い

一般消費者からは、アスベストがどこに存在し、どのように身を守ったらよいかという質問が多いそうです。2005年にクボタとニチアスが最初に報告したことから、屋根材と断熱材ということは理解しているようですが、他にもあるのではないか?自分の家に使用されていたらどうしよう、公的施設に使用されていたらどうしよう、などなど、疑問は多様。行政からもネットではいろいろなQ&Aが掲載されていますが、行政は生産者保護を優先してきましたから、消費者は懐疑的です。ケベック州(カナダ)のアスベスト採石場.米国、欧州が輸入禁止後も日本が輸入していた.1. アスベストの大部分は建材アスベストの有害問題は30年以上も議論されていましたが、代替品が出るまでは全ての関連産業で禁止されることがありませんでした。問題が根深いのは、代替品が現在に至るもほとんど無いことです。消費者も身を守るのが容易ではありませんが、アスベスト用途は9割が建材ですから、まず身近な住居を点検してください。近年では1980年代から90年の始めにかけての建材が最も危険。建築ブームとなったこの頃は商業建築、住宅にアスベストが非常に多く使用されています。産業...
世界の健康と食の安全ニュース

G蛋白質共役受容体の構造解明とは?: 2012年ノーベル化学賞

2012年のノーベル化学賞は米国のロバート・レフコウィッツ(Dr Robert J Lefkowitz)博士とブライアン・コビルカ(Dr Brian K Kobilka)博士が解明したG蛋白質共役受容体(G protein-coupled receptors)の構造研究に与えられました。今回は化学工業系ではなく、医学生理学分野がテーマでした。G蛋白質共役受容体は解っているだけで数千種類もあるようですが、その分子構造解明は数多くの創薬に貢献し、人類と病魔の戦いに強力な援軍となっています。1.G蛋白質共役型受容体(G protein-coupled receptors)とはG蛋白質共役型受容体はグアニンヌクレオチド結合タンパク質と共働する受容体(receptors)*Guanine nucleotide binding protein以下はロバート・レフコウィッツ博士の論文前書き。「永い間、化学者は、なぜ人の細胞が環境に応答する、すなわち感覚があるのだろうかと疑問に感じていました。研究者たちには細胞膜にその受容体(レセプター)の存在が示唆されていたものの、突き止めた人、証拠を提示した人はい...
健康と食品の解説

アナフィラキシー・ショックと秋に凶暴なスズメバチ類

1.住宅地に拡がるスズメバチ毒素の事故猛暑後の秋はキイロスズメバチ の繁殖が通常以上に多くなります。夏の好天と猛暑により、巣作りが容易になり、餌の昆虫も多く発生しているからです。スズメバチ類は例年9月ごろから11月にかけて活動が活発化しますが、住宅地が拡大して山間部を侵食するようになってから蜂に刺される事故が増え続けています日本ではハチ毒による死者は、多かった1989年が70人、毎年平均30人を超えていましたが最近の10年くらいは救急注射の普及で減少しています。特徴的なのは1993年以降の30年間で50歳以上の被害死亡者が90%以上。そのうち70歳以上が50%を占めることです。死亡の原因は主としてキイロスズメバチとオオスズメバチによるアナフィラキシーショック(Anaphylaxis)。 東京のベッドタウン川崎市麻生区で、生垣手入れ中の作業員男性がコガタスズメバチと見られる巣を破壊してしまい、10数匹のハチに襲われたことがあります。刺された男性はアナフィラキー・ショックにより数十分も経たずに死亡しました。例年、蜂の行動が活発になるのは夏の終わりから、秋にかけて、女王蜂が独立する分蜂活動が...
健康と食品の解説

ブドウ・レスベラトロールはガン阻害物質に変化する

「ブドウ・レスべラトロールは体内で代謝されると化学反応を起こし、硫化レスベラトロールになることによってガン退治により有用になる」という8年間の実験に基づいた研究が発表されました。かってはブドウ・レスべラトロールは体内代謝が早く効果が無くなると否定した研究者もいましたが、それを否定するばかりか、発表された研究によれば効用はこれまで知られていたデータをはるかに上回ることが確認されています。。この研究は英国中部のレスター大学癌研究と分子医薬品the University of Leicester's Department of Cancer Studies and Molecular Medicinの研究者らがサイエンス・トランスレート・メディシン誌(Science Translational Medicine)に掲載したものです。「Red wine chemical remains effective against cancer after the body converts it:赤ワインの化学物質(ブドウ・レスベラトロール)は体内化学反応でガン退治の有効物質に変換」この研究ではブドウ...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

アスベストによる健康被害: 自動車部品多国籍企業フェデラル・モーグル社の倒産
自動車部品多国籍企業フェデラル・モーグル社の倒産

1. 自動車産業に波及した英米のアスベスト倒産建材業界が壊滅したのに続き、2001年10月に米国の多国籍自動車部品会社フェデラル・モーグル社(Federal-Mogul)がアスベスト賠償に耐えられず、会社再生法(チャプター・イレブン)を申請しました。建設業界と共に、アスベスト規制を遅らせていたもう一方の立役者はブレーキパッド(ディスクブレーキ用摩擦材)やガスケット(絶縁、断熱のシーリング材)を生産する自動車部品業界ですが、この倒産は、その意外性が話題になりました。フェデラル・モーグル社はアスベスト関連商品製造とは縁が薄いと思われていたからです。会社を信用していた従業員は、最盛期に1株70ドルもした株式を安くなるたびに買い進め、年金(401k)を解約してまで投資したと言われるくらいです。倒産時で従業員が株式総数の16%以上を所持しており、1株は1ドル以下になった相場に多くの悲劇が生まれました。2. 後世に警告を発したフェデラル・モーグル社の倒産フェデラル・モーグル社の倒産は、欧米、そして日本の産業界に新たな警告を出すことになりました。*子会社の責任は全て、親会社が負うことになることと、買...