米国食品医薬品局(FDA)がトランス脂肪酸全面禁止へ
米食品医薬品局(FDA)が部分水素添加した人造トランス脂肪酸(partially hydrogenated oils)を含む加工食品の禁止に向けて動き出しました。11月7日に報道された各紙の報道によれば「米食品医薬品局(FDA)は禁止通達を官報(Federal Register)に掲載する準備をしている」と伝えられています。 2003年にトランス脂肪酸の有害性が正式に認知されて10年。食生活にあまりに広範囲に浸透しているために、各国では法令で直ちに禁止することが出来ませんでした。米国厚生省傘下の食品医薬品局(FDA)では加工食品製造、外食などの産業界への禁止ショックを和らげる方向性を探り、段階的な減少促進を要請していました。 今回明らかにされた食品医薬品局(FDA)の基本的考えは「トランス脂肪酸は安全な食品とは認められない」「排除すべき」という内容。ベースとなったのは「10年間以上の調査研究により、信頼すべき科学的根拠と発見により確信を得た」から。「当初の決定は食品添加物としての扱いとなるだろう」と連邦食品医薬品局のマーガレット・ハンブルグ博士(Margaret Hamburug)はF...