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世界の健康と食の安全ニュース

山中教授の皮膚細胞による卵子、精子合成と IPS細胞

1.誘導多能性幹細胞(アイピーエス)の未完部分:iPS. 山中伸弥教授京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授らは、先週2007年11月20日にセル誌(Cell)に多能性幹細胞合成の成功を発表しましたが、それに関する政府対応についてケン幸田さんより怒りのレポートが到着しました。山中教授らは2006年に体細胞による誘導多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell:以下iPS)に成功していました。この成功が公表されて以来、残されたハードルは幹細胞の最大のアイデンティティーである卵子、精子の作製と、作製に使用する遺伝子の「運び屋」に安全性が高い手法を用いることでした。2007年になりiPSは卵子、精子作製の成功で第一ハードルを越え、理論的な方向付けが出来ましたが「運び屋」には危険なレトロウィルスを使用しています。特異な性格を持つレトロウィルスはエイズウィルス、B型肝炎ウィルス、リンパ系悪性腫瘍ウィルスなど、危険なウィルスで知られていますから、残されたハードルはかなり高いものです。山中教授らも、これをクリアーしてから公表したかったのではと思われますが、iPS作製の成功...
世界の健康と食の安全ニュース

抗体のメカニズム:脂肪酸が関わるアレルギーと喘息

アレルギーは4人に一人が持つといわれる免疫過剰疾患。花粉症が最も身近ですが、最近は小麦、蕎麦など数多くの食品アレルギーが目立って多くなったようです。アレルギーにはアナフィラキシーと呼ばれる危険なショック反応がありますから誰もが基本的な知識を持つべきでしょう。マスコミの報道は一般人には難解ですが、医学界の業界用語そのままが溢れているからです。T細胞は胸腺細胞、B細胞は骨髄細胞と呼べば身近。T、Bは業界用語ですが英語の頭文字を使用しているだけ。省略しない原語か、日本語で表現すれば格段に理解しやすくなります。1.骨髄細胞(B細胞)と胸腺細胞(T細胞)抗体を造る細胞(cell)は骨髄由来の骨髄細胞。骨髄(bone marrow)の英語頭文字でB細胞と呼ばれます。この細胞に伝達物質(サイトカイン:cytokine)で指令を与えるのが多田富雄博士の発見で著名なヘルパーT細胞(Th2細胞)。ヘルパーT細胞は胸腺(Thymus)で造られる胸腺細胞(Thymusの英語頭文字でT細胞)の1種です。骨髄細胞の働きを助けることから名付けられました。Thのhも英語。助けるものhelperの頭文字。サイトカインは...
湘南文化よもやま話:湘南を愛した人々

片瀬聖ヨゼフ・カトリック教会の歴史とデザイン

1.片瀬聖ヨゼフ・カトリック教会(St. Josephs Catholic Church)のはじまり現在の片瀬教会の聖堂は1939年(昭和14年)に建てられたものですが、歴史的には山本庄太郎氏次男、山本信次郎家の一部屋に仮聖堂が設けられた1919年(大正8年)が教会創立とされています。そのいわれは明治24年(1891年)にまでさかのぼります。その夏、片瀬海岸へ海水浴に来たカトリック・マリア会のヘンリック神父(暁星学園創始者)と土地の有力者である山本庄太郎氏(以下敬称略)が出会いました。その出会が、子息・信次郎氏(以下敬称略)の暁星学園入学、受洗という形に進展し、信次郎による片瀬教会の設立につながります。信次郎家に仮聖堂が設けられた大正8年は庄太郎が亡くなった年。その後本堂の建設に20年以上かかるのは、時勢もありますが、相続に関わる諸問題と、片瀬本蓮寺の檀家代表である百太郎本家への配慮があったようです。第二次世界大戦後の片瀬教会は信者数の規模は小さいながらも、湘南においての存在感は随一。教会隣接地の信次郎邸は子息である山本正氏(文化放送)が相続し、孫の信(まこと)氏は聖歌隊のリーダーとし...
糖尿病のニュースと解説

湘南学園幼稚園のアート・フェスティバル:栴檀(せんだん)は双葉より芳し

湘南地方中心部に位置する湘南学園幼稚園(藤沢市鵠沼)では毎年、「がたぺちゃたランド」と称する児童のアート展示会を開催している。個性と豊かな感性を育む教育方針は幼稚園から一貫しており、園児の展示会とは思えないレベルの高さ。脈々と根付いている「湘南文化」の種は此処に蒔かれていると実感できる。先に湘南学園OBと高校生のアートをご紹介したが、温暖な気候とおおらかな海に囲まれて育つ「湘南インプレッショニズム」の若芽は先輩たちに劣らない。特に今年(2010年11月28日)のフェスティバルの充実は素晴らしかった。アートに関心がある方ならば1時間以上鑑賞しても見飽きない。展示会の成功は湘南文化の遺伝子を引き継ぐ指導者達の能力に負う部分が大きい。見事な全体構成。個々のディスプレイや導線装飾のアイディア。園児の能力をフルに引き出す作品の装丁。周到な準備と情熱が無ければここまで出来ない。その努力に敬意を表したい。湘南高校に学び、江ノ島をプレイグラウンドとしていたノーベル賞の根岸博士曰く(いわく)。「どんな分野でも、優れた指導者がマンツーマンで指導することが重要」「優れた才能は、幼年期より自然科学に親しみ、豊...
世界の健康と食の安全ニュース

天然トランス脂肪酸(共役リノール酸)は心臓疾患に悪影響

加工食品の40%以上を汚染している植物性食用油のトランス脂肪酸。トランス脂肪酸は天然にも共役リノール酸の形で存在します。日本民族は欧米人に較べ肉食の比率がはるかに低いために天然トランス脂肪酸の害は目立ちません。研究者が警告するのは筋肉増強などのために天然トランス脂肪酸(共役リノール酸)をサプリメントで摂食する人。加工食品から合成トランス脂肪酸を多量に摂食している現状に、共役リノール酸サプリメントを加えてはトランス脂肪酸総量が危険レベルをはるかに超えます。1. トランス脂肪酸に良し悪しは無いトランス脂肪酸には植物性食用油の生成過程(水素添加)や加熱で生ずる人工的なものと、牛などの反芻哺乳類が作り出す天然のトランス脂肪酸(共役リノール酸)があります。これまでは、加工食品から大量に摂取する畏れのある人工のトランス脂肪酸に較べて、天然のトランス脂肪酸は話題となりませんでした。肉類や牛乳の天然トランス脂肪酸は含有率、摂食量が植物性食用油脂より相対的に微量。歴史的に80%以上のトランス脂肪酸が加工食品から摂食されてきたからです。各国、各地の酪農産業ウェイトの軽重で異なりますが、関係者は「とりあえず...
湘南文化よもやま話:湘南を愛した人々

湘南文化とは:終戦(1945年)により芽生えた湘南文化

湘南の人口が急増し、独自の生活文化圏が消滅して40年近くになります。湘南地方と呼ばれる元ともなった生活文化とはどのようなものであったか検証してみました。1. 終戦(1945年)により芽生えた湘南文化敗戦により東京、大阪、神戸など主要都市が破壊され、別荘族のエスタブリッシュメントは都心部の本宅を失い、別荘に定住するようになっていました。湘南の別荘域に移り住んだ主役は明治維新より数えて3代目、4代目の世代。大戦後の復興が軌道に乗り始めたこの時代に湘南に定住した世代には、生活文化と価値観に共通の認識がありました。別荘が多かった大磯、二宮、鵠沼(藤沢市)、片瀬(藤沢市)、鎌倉市、逗子市、三浦郡葉山町などの地域では、住み着いた世代の子息達が教会、学校、ホテル、マリンスポーツなどを通じて活発に交遊するようになります。英語に違和感のない4代目は外来文化に抵抗感がありません。戦勝を謳歌し、アメリカが最も元気であった50年代、60年代の文化。若者は明治以来の堅苦しい先代のイギリス文化より、自由奔放なアメリカ文化に共鳴し、その模倣を始めました。一口に表現すれば、進駐した米国軍兵士が持ち込んだ大衆的な米国西...
世界の健康と食の安全ニュース

加工食品に表示される「植物性食用油」「植物性油脂」とは

日本のマーガリン、ショートニング-、パン類、ケーキ類、クッキー、おせんべい、チョコレート、アイスクリーム、スナック菓子、揚げ物などは、トランス脂肪酸がもっとも豊富。トランス脂肪酸は肥満、動脈硬化の原因となるばかりでなく、子供のアトピーやアレルギーの原因が強く疑われていますが、その有害性には議論の余地がありません。食品加工会社の食品表示ラベル、表示方法を知ればトランス脂肪酸、遺伝子組み換え食品を識別することが出来ます。日本はトランス脂肪酸含有率の表示義務がありません。「植物性食用油」「植物性油脂」とのみ表示する、ほとんどの加工食品がトランス脂肪酸を含有した植物性食用油、植物性油脂を使用しているといえます。米国産の食品、EUの多くの国の食品にはトランス脂肪酸の有無が記載されています.1.植物性食用油、植物性油脂とは植物性食用油、植物性油脂との表示は米ぬか、トウモロコシ、大豆、菜種(キャノーラなど)、ヒマワリ、べに花、ごま、オリーブなど、植物由来の食用油、脂質ならば、全てに通じる言葉。2.「植物性食用油」「植物性油脂」とのみ表示される食品下記の食用油、食用油脂(マーガリン、ショートニングなど...
トランス脂肪酸のニュースと解説

加工食品産業に深く侵入し続けているトランス脂肪酸

トランス脂肪酸撲滅研究会乃木生薬研究所は、2000年よりトランス脂肪酸の排除に取り組んでいます。現代の工業化された加工食品により急増する脳卒中、心筋梗塞など。加工食品の40%が使用する植物性食用油、油脂のトランス脂肪酸が主因の一つと捉えられています。その対策に日夜努力する各国の研究者たち。オピニオンリーダーといえるのがハーバード大学公衆衛生大学院です。パン作りに必須なバターは超高価格。日本の畜産業の規模が小さいのがネックです.輸入をすれば関税、課徴金により、仕入れ価格は350%を超える高額.ほとんどのパン類はバターの代わりにトランス脂肪酸豊富なマーガリンを使用します.1.法制定後10年、いまだに加工食品産業に深く侵入し続けているトランス脂肪酸米国では2003年より3年間の猶予期間をおいて2006 年にトランス脂肪酸量の表示義務が法制化されました。ところが近年になり心臓病、肥満のリスクを加速させることが明らかになっているにもかかわらず2006年の表示義務法制化時にニューヨーク市がレストランで使用することを禁じたくらい。今年(2013年)でトランス脂肪酸追放が始まってほぼ10年が過ぎていま...
トランス脂肪酸のニュースと解説

トランス型脂肪酸のすべて:食品表示義務に至る歴史と食品企業の対応

トランス脂肪酸撲滅研究会乃木生薬研究所は、1990年代より、トランス脂肪酸の排除に取り組んでいます。トランス型脂肪酸(トランス脂肪)は動脈硬化を招く悪玉コレステロールを増やし心臓血管に有害との学説が定着しています。米国では3年近い猶予期間が終了し、2006 年1月1日から食品にトランス型脂肪酸の含有量表示が義務付けられました。以来、トランス脂肪の有害論は世界の食品業界に多大な影響を与えています。食用油、食用油脂の抽出にはトランス脂肪が生成される製法が多用され、製パン、製菓業界では、成形や保存にトランス脂肪が重要な役割を果たすからです。1.トランス型脂肪酸(Trans fatty acid)とシス型脂肪酸(Cis fatty acid):水素添加化合(hydrogenation)とはトランス型脂肪酸は省略してトランス脂肪(trans fat)とも呼ばれています。トランス型脂肪酸は飽和脂肪酸の構造になりますが、不飽和脂肪酸が変化した状態のみを指します。脂肪酸は水素を結合した炭素が鎖状に結合していますが、魚油や植物の種などに   含有される不飽和脂肪酸(unsaturated fatty a...
オメガ3脂肪酸のニュースと解説

シス型オメガ3がCa非依存性の血管異常収縮を防ぐ

米国では毎年50万人を超える高脂血症患者が心血管病で死亡しており、リスクを除去する研究が盛ん。米国医学会会報(The Journal of the American Medical Association 2002)には「オメガ3が心血管病のリスクを大幅に軽減する」という、80000人を超える追跡調査報告などもあり青魚、鮭、サプリメントの摂食を推奨していますが、その作用メカニズム詳細は解明されていませんでした。高血圧、動脈硬化などに関係のない、突然の心筋梗塞、狭心症、脳卒中があります。すでに2003年ごろには、突然死にはカルシウム非依存性の血管異常収縮があり、それが高脂血で増加する細胞膜脂質の一つスフィンゴシルフォスフォリルコリン(sphingosylphosphorylcholine:SPC)の作用に起因するだろうという研究があり、注目を集めていました。この研究ではスフィンゴシルフォスフォリルコリンの活性を抑制する物質として青魚の魚油脂肪酸として著名なEPA(エイコサペンタエ酸:eicosapentaenoic acid)が同定されています。 高脂血症が関与する突然死 1.カルシウム...
健康と食品の解説

ブドウ・レスベラトロールが卵巣老化を防止

遺伝子工学による不妊治療と若返り: 1.卵巣は最も老化の早い器官男女にかかわらずアンチエージングは大きな関心事。特に女性の美容にとって最大の敵が老化.ほとんどの女性にとって抗老化は最大の関心事かもしれません。ところが他の体内器官に較べ老化が早い卵巣(ovarian)に関する細胞の代謝については研究論文があまりありませんでした。女性は30才を過ぎると卵巣の質が低下し始め、卵母細胞(oocytes)の染色体異常がみられるようになるといわれます(米国人)。また40才が近づくとその質は急降下。この卵巣機能低下のプロセスを把握することが老化防止、不妊治療の近道として実験を繰り返しているのがハーバード大学医学部医学部幹細胞研究所教授のジョナサン・ティリー博士(Jonathan L Tilly)と長寿のレスベラトロール機能を発見した遺伝学部のデーヴィッド・シンクレアー博士(David A. Sinclai)ら。二人は今年6月に新たな論文を発表しました。ジョナサン・ティリー博士はマサチューセッツ州総合病院において不妊治療にも取り組んでいます。2.加齢のメカニズムを理解することにより不妊治療が大きく進展...
世界の健康と食の安全ニュース

フェロモン発散機能と加齢(aging)の相関: リンダ・バック博士らにノーベル医学生理学賞

1.2004年ノーベル医学生理学賞はリチャード・アクセル博士とリンダ・バック博士に2004年10月4日に発表されたノーベル医学生理学賞(Nobel Prize in Physiology or Medicine)はリチャード・アクセル博士(Dr. Richard Axel)とリンダ・バック博士の研究、「嗅覚システムの組織と匂いの受容体」(odorant receptors and the organization of the olfactory system)に授与されました。リンダ・バック博士は世界の基礎医学分野で最も著名な研究者のひとりといわれており、テーマに対するユニークなアプローチ方法と、緻密で繊細な遺伝子解析技術は、ハンターと呼称されるほどです。匂いの受容体(odorant receptors)は360位しかないといわれますが、10000を超える匂い(odors)の化学物質分子を識別するといわれます。この複雑な組み合わせのメカニズム解明は、他の人が成し得なかった研究でした。2.リンダ・バック博士(Dr. Linda Buck:1947年生) と嗅覚受容体群の遺伝子解析リンダ...
トニー羽太の日本美探求

弘前、八甲田、網張温泉へ

5月11日~5月16日までの6日間、リンゴの花と岩木山を見に青森県弘前地方に行ってきました。今年の春は東北地方の南部(福島県、宮城県)は早くに暖かくなり、サクラの開花がいつもより一週間ほど早く、又 東北地方北部(青森県、秋田県、岩手県)では寒気が遅くまで居座り桜などの花の開花も一週間ほど遅く咲き始めました。その様な事で目的にしていた、リンゴの花はまだ咲いておらず残念ながら岩木山とのツーショットが撮れませんでした、その代りに見られないと思っていた、弘前城址公園の桜が満開から散り際と言う状態で見れました、感激です。 弘前城跡公園弘前城跡公園弘前城跡公園弘前城跡公園 舘神跡付近から見た天守閣(カメラポイントです)この旅行の目的であった、“リンゴの花と岩木山”、岩木山の周りを探してみましたが残念ながらリンゴの木に花が咲いている物は有りませんでした、いつもだったら既に花をつけ甘い香りがしているので残念。まだ麓近くまで雪をかぶった岩木山リンゴの木には花の姿は有りません、あと一週間から10日ほど?酸ヶ湯温泉駐車場、周りはまだ一面の雪八甲田方面はまだ雪の中、道路の路肩には約2m程の雪の壁が。県道40号...
健康と食品の解説

スイカのL-シトルリンがアスリートの筋肉痛を和らげる」 Watermelon juice relieves post-exercise muscle soreness

日本では野菜、果実栽培の工場化を目指しての動きが広がっています。経済効果が最優先されるからですが栄養面、安全面の配慮に対する情報はあまりありません。そんな風潮を良しとしない研究者がスペインのエンカルナ・アグアヨ(Encarna Aguayo)カタルヘナ工業大学助教授.文中のL-が無いシトルリンもすべてL-シトルリンのことです.1.世界で問われる農産物の工業化と工場化の是否ことところTPP対策として野菜など農産物を工場化するのが流行ですが、生産の集約は当然としても工業化には消費者に説明していない欠点が多々あります。日本では美味しさの追求、病害虫対策、歩留まり重視の生産性向上などを目的とした工業化農産の研究が盛んですが、食品としての農産物に最も必要なのは栄養と安全。食材は接着剤などの工業原料とは異なります。畜産用の飼料でさえ間接的に人体に影響を及ぼします。2.欧米の食品科学者は農産物の栄養素確保と安全性確保の重要性に注目品種改良、遺伝子組み換え、ハウス栽培、無農薬、無化学肥料の有機栽培、水耕栽培などは栄養面、安全面で未知、未明が多々ありますが、公開情報が不足しているのが現状。検証途上または...
健康と食品の解説

少量のレスベラトロールでカロリー・リストリクション

カロリー・リストリクション(CR)効果: 少量のレスベラトロールで長寿を達成1. ワイン・レスベラトロールが欧米で話題沸騰ボストンのサートリス社はレスベラトロールの研究で中心的な役割を果たしているハーバード大学医学部と産学協同でレスベラトロールの新薬開発をしているベンチャー企業。ハーバード大学のシンクレアー教授を中心に設立されました。2008年6月に入り大手製薬会社のグラクソ・スミス・クラインによるサートリス社買収が完結しました。買収金額は1株当たり22ドル、開発途上の研究会社としては異例の総額720万ドル(約800億円)と報道されています。この頃(6月4日)に北部のウィスコンシン・マディソン大学と南部のフロリダ大学が「少量のブドウ・レスベラトロールでカロリック・リストリクション効果が得られる?」をテーマにした共同研究を発表しました(オープン・アクセスの科学ジャーナル誌:PLOS one)(Public Library of Science One)。ブドウ・レスベラトロールのダイエット効果、アンチエージング効果などが現実性を持ってきたことは、専門誌を始め、米国では最大手の新聞U.S....